新型ハリアーの評判は上々のようです。今日はその話題です。
(私が気になる点)
ハリアーのマークがフロントグリルから外されトヨタマークになった事が気になります。
60型ハリアーオーナーの私はharrier(和名はチュウヒという鷹の一種)マークに愛着を持っています。
このマーク’(ロゴ)が廃止になるのは私としてはとても残念に思います。
新型ハリアーもシートにはこのharrierロゴが残るそうですが、外部にはなし。
(ロゴとは)
ロゴとはブランドそのものです。車に限りません。そしてブランドとは文化そのものです。
ハリアーの少し高級でスポーティーな文化をこのロゴは象徴していると思います。
だいたい初代ハリアーのキャッチコピーは「ワイルド&フォーマル」そのイメージがこのロゴには良く表れていると思います。
(レクサスの事例)
昔ある世界的な食品メーカーの幹部のからブランドマーケティングについて聞いた事があります(講演を聞いたという方が正しい)。
その幹部曰く「トヨタはブランドマーケティングの重要性に気付いている。だからレクサスを投入した。ベンツ等の高級車と戦う為にはカローラのイメージが思い浮かぶTOYOTAでは不利だ。だからレクサスというブランドを作った」でした。
実に納得が行く話です。
ハリアーも独自のロゴを付ける事によって、準高級ブランドを作る方向でいると思っていました。
(なぜハリアーにおいてトヨタブランドを復活させたのか)
それなのになぜ新型ハリアーのエンブレム「ハリアーマーク」はなぜ廃止になったのでしょうか?。ネットでは販売店の統合による社内事情だと言われています。
従来のトヨタのディーラー網は「トヨタ店」「トヨペット店」「カローラ店」「ネッツ店」の4系列がありました。これらの販売店では扱える車種に違いがあったのですが、2020年5月からこれら壁を取り払い、全ての販売店で全ての車種が扱える事になった事がその理由だと言うのです。
今のところ、これしか情報がありません。しかし私としてはこれでは納得が行きません。
「販売のトヨタ」「ブランドマーケティングの重要性に気付いているトヨタ」が、そのような内向きの理由でブランドを外すとは思えません。
(ブランドマーケテッィングとはあくまで「顧客向け」に行われるもの)
常に他社よりも顧客を見る事に秀でてきたトヨタには何らかの戦略がある筈です。もしかしたら「TOYOTA」ブランドのブランド力向上を視野にいれているのかもしれません。例えば中東ではTOYOTAの「アルファード」が絶大な人気だと言います。石油に関わる大富豪達は普段はベンツやフェラーリに乗ってても、家族を連れて移動するときは「アルファード」に乗り換えるのだとか(ネット情報です)。
その意味では「TOYOTA」ブランドはまだまだ潜在力を秘めています。
ハリアーからharrierのロゴを外した事も新しいブランディングの第一歩なのかもしれません。
(結論)
ただ私としてはもう少し様子を見たいと思います。新しいハリアーには興味がありますが、どうも私のように「harrierロゴ」が好きな者には「買い替え」の欲求が今いち沸きません。多分同じような事を思っているオーナーは多いと思います。
それらの声に押されてマイナーチェンジで「ハリアーロゴ」が復活する何てこともあり得ます。もう少し様子をみたいと思います。
愛着のあるharrierロゴ
コメント